大阪観光

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全興寺

全興寺は、大阪市平野区にある真言宗の寺院で、地獄体験や博物館などのユニークなしかけで観光客にも人気のスポットとなっています。山号は「野中山」といい、「おおさか十三仏霊場」や「摂津八十八ヶ所霊場」にもなっています。

もともとは今から1400年ほど昔、聖徳太子が当時の平野の野中の地に薬師如来を祀る小さなお堂を建てたのがはじまりであるとされており、この薬師堂を中心として、現在のような平野区の街並みが生まれたとされています。

全興寺の本堂は、大阪夏の陣のころに兵火によって焼失していますが、その後江戸時代はじめの1661年になって再建されており、大阪府のなかでも古い木造建築のひとつとなっています。

ご本尊の薬師如来は、ほぼ人間の等身大ほどもあるもので、左右に日光菩薩、月光菩薩をしたがえた三尊像となっています。本尊は秘仏とされていますので、ふだんは公開されておらず、毎年1月8日と中秋の名月のときに限って、特別にご開帳が行われています。

境内へは平野中央本通商店街からも徒歩で入ることができますが、商店街からの入口の正面には「一願不動尊」があり、たいせつな願いごとを叶えてくれるという、滝水を背にした2体の不動尊の像に出迎えられます。

その先には「小さな駄菓子屋さん博物館」があり、戦後まもなくのころから高度成長の時代にかけて、ちょうど昭和20年代から昭和30年代ごろのなつかしい子供のおもちゃや、当時は最新鋭であった白黒テレビ、電気洗濯機、冷蔵庫などのめずらしいものが展示されています。この博物館の開館は、日曜日と祝日のみとなっていますので、観光で行く場合には注意が必要です。また、「平野の音博物館」として、壁掛け式の昔の電話機を通じて、平野区の昔話や年中行事を収録した音を聞くこともできるようになっています。

さらに奥に進むと、「地獄堂」とよばれる小さな建物があり、その入口で「極楽度、地獄度チェック」に答えると、日ごろの行い次第では、恐ろしい形相をした地獄の獄卒と閻魔大王がまちかまえる地獄行きが決定してしまいます。画面にあらわれる地獄の風景は泣く子も黙るほどの壮絶さですので、心臓の弱い人は控えたほうがよいかもしれません。

もっとも、地獄を抜けた境内のさらに奥には、「ほとけのくに」とよばれる場所があります。四国八十八か所霊場のそれぞれの寺院のご本尊と弘法大師を祀り、あわせて各寺院から頒布された砂を安置しています。その中央には密教の曼荼羅をかたどったステンドグラスがあり、心静かに瞑想ができる空間となっています。

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