大阪観光

大阪観光

  •  
  •  
  •  

平尾本通商店街(サンクス平尾)

大阪市南部、浪速区のそのまた南に、大正区はあります。木津川と尻無川に囲まれた港湾地域で、いくつかの大きな橋と渡し船が印象的です。大正区の南部にある平尾は、1771年に平尾与左衛門という人が新田を作ったことでこの名前がつきました。

第一次世界大戦後、紡績業で栄えていた大阪には、貧困に苦しんでいた沖縄から職を求めてたくさんの人々が移住してきました。当時沖縄から来た人達は、この平尾に集まり生活するようになります。そして沖縄県人会もでき、第二次世界大戦後も沖縄出身の帰還兵を受け入れるなどして、平尾周辺には多くの沖縄出身者が住むようになりました。大正区の人口の4分の1が沖縄出身者とその子孫と言われています。

そんな、沖縄をルーツとする大阪市民が普通に買い物しているのが、平尾本通商店街、別名サンクス平尾です。最近では「リトル沖縄」とも呼ばれ、静かに話題を呼んでいます。

一見するとごくごく普通の大阪のアーケード街であり、那覇の国際通りのような、いかにも沖縄という雰囲気を期待すると、拍子抜けするかもしれません。アーケード街を歩き始めても、ごく普通に見えるお店が多いですが、お店の人達はほとんどがうちなーんちゅで、よく見ながら歩くと、シーサーをはじめそこここに沖縄の雰囲気を感じさせるアイテムがみられます。サンクス平尾ならではというお店も結構あって、沖縄料理に欠かせない豚肉の専門店や、スパム等の沖縄食材がぎっしり並べられた店、へちまなどの沖縄野菜がさりげなくたくさん置いてある八百屋さんとかが、普段着の顔で出迎えてくれます。また、地味ながらもレトロで味のある街でもあります。

ここでは沖縄と大阪がちゃんぷるーした文化も存在していて、豚肉専門店のケースには大阪で好まれるホルモン用の内臓も多種類揃っており、その隣に沖縄でよく食べられる豚足が山盛りになっています。また平尾の街を歩いていると、シーサーが大阪のおっさんになってしまったような置物に出くわすこともあり、ビール片手にVサインしていたりします。

平尾駅からこの界隈にかけてはそーきそばをはじめ様々な沖縄料理を食べられる店も多くあります。ここでも大阪と沖縄がちゃんぷるーしていて、豚のホルモン焼きも人気を集めています。

明るくおおらかな沖縄の人々が大阪というスケールの大きな土地で、困難を乗り越えてつくり出した平尾本通商店街は、あたり前のさりげなさの中に明るい強さが根付いている、「リトル沖縄」の名にふさわしい街です。

▲ PAGE TOP 

Copyright 大阪観光 All Rights Reserved.